2009年10月10日

◆子育て版 看板に偽りあり

まだ、子どもたちが小さい頃、私も新米の母で、自信が全くなかった。
なのに、表には、‘何をやっても完璧なお母さん’という看板を掲げていた。

うちの子どもは何も言わなくてもちゃんと何でもやれるし、
私もそんな子どものことは何でも理解しているのよ。
そういう風に周りから見てもらいたかったし、
私自身もそう思いたかった。

だから、子どもが失敗したり、ぐずぐずしているのが我慢できなかった。
自分の失敗なんて もってのほか、許せなかった。
何があっても完璧なお母さんを装い、
落ち着いたふりをして、その場をなんとか収めた。
でも内心は、怒りまくっていた。
訳は、自分の勝手なイメージが壊れるから。

『あなたは何でも上手にできるお利口さんのはずなのに、なんでそういう態度をとるの!
私は完璧なお母さんなんだから、あなたはお利口にしていてもらわないと、困るのよ。』

これが本音だった。
子どもたちは、『おかあさん、ほんとのわたしをみて』
と、きっと心でいつも叫んでいたと思う。

実際は、おっちょこちょいで、なまけもので、不安だらけの心のちっちゃいお母さん。
看板とは大違い。
偽りだらけで、繕ってばかりだったので、ものすごく疲れていた。

ある時、あるきっかけでバカバカしくなって、看板を 外した。
「ごめんね。お母さん、失敗しちゃったわ。」なぁんて子どもに言えた日、
みんな笑っていた。
「もぉ、こんどからきをつけてね。」とか子どもに注意されたりして。
失敗を笑ってやり過ごすことは、悪いことじゃないんだ、と気づいて、
とても心が軽くなった。

今では、『ひるねだいすきおかあさん』の看板を掲げ子どもたちには少々呆れられている。
看板も落ちたものだ。
posted by クロ at 00:56| Comment(7) | TrackBack(0) | 親の思い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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