2010年02月13日

◆子育て版 無用の長物

「私は結婚するまで保育士をしていた。」
こうやって言うと、「すごいねと」とか「じゃあ子育てはもうプロだね」とかよく言われる。
そんなことは全然ない。
むしろ全く逆。

『せんせい』と呼ばれていたころ、
ジャーンとピアノをならせばみんなが注目した。
手こずる子がいたとしても、お迎えがくればひとまずは離れられる。
『せんせい』のことは、大体の子が好きでいてくれたので、気分がよかった。

一方子育てはそうはいかない。
24時間ずっと一緒に生活する母業は
いつも楽しく笑っているというわけにはいかない。
保育士のテンションでやっていたら息が切れる。
憎たらしいと思っても、
自分の子として最後まで責任もって一人前にしないといけない。
私は よその子でも自分の子でも子どもには変わりないから
保育士時代のやり方で、何でもうまくいくと思っていた。

私はいまだにその『先生癖』か゛抜けていないのだと思う。
ピアノや笛では子どもは動かない。
思い通りにいかなくて腹が立つのは、
私が子どもとの関係を、『先生と生徒』として見てしまっているからかもしれない。
保育士の経験なんて、子育てには無用の長物と思った方がいい。

posted by クロ at 01:14| Comment(10) | TrackBack(0) | 親の思い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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