2010年04月01日

◆子育て版 女の知恵は鼻の先

長男(つまり三人目)を妊娠中、頻繁に出血していた。
こんなことを話すと、なんてひどい母親だろうといわれるだろう。
私は、お腹の子より、今目の前にいる2人の娘のが大事で、
出血することはたいして重大なこととは感じていなかった。

「安静に。」と言われていたが、
幼い子2人もいて安静になんてできるわけない、
と、無理を重ねていた。

結局2週間入院することになってしまい、
娘たちは母に見てもらった。
入院中、一緒にいてやれない事で、
淋しい思いをさせているのではないかと言うことばかり気になり、
お腹の子から気持ちがどんどん離れていっていた。
『出てきたいのなら自分でしっかりしがみついていなさい。』
などと、今思えばそれは冷酷なことを考えもいた。

ある日、毎日の検診で心音が聞き取れない時があった。
「あれっ、あれっ。」と音をさぐる看護師さんを見て、血の気が引いて、
私の気持ちが通じてしまったのかとものすごく動揺した。
結局場所を移動していて 聞きにくかっただけだったのだが、
本当にとんでもないことを考えていたと気付いた。
その時から三人とも大事だという気持ちに変わった。

預けていた娘たちは、それなりに楽しく過ごさせてもらっていたようだ。
私が考えるよりずっと子どもたちは逞しかった。
退院後、2カ月自宅で安静にして、母には毎日通ってもらった。

そんな周りの愛情を受けて、元気に誕生した息子。
こんなにきれいな赤ちゃんがいるのか、と思ったほど愛おしかった。
その子も元気に大きくなり、今では無くてはならない存在だ。

出血して、入院したらどうしよう、子どもたちが淋しがる。
安静にしていて家事はどうなるのだろう、母にも迷惑をかけてしまう。
なんて、目先のことにとらわれて、
ひとつの命を失くすところだった。
考えるだけでもぞっとする話だ。
posted by クロ at 01:02| Comment(16) | TrackBack(0) | 親の思い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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