2010年04月23日

◆子育て版 虎の威を借る狐

子どもが小さなころから才能を見抜いて
その道で有名になる、という話はテレビなどで聞いたことがある。
そういう親御さんたちは、自分の子どもがどんどん活躍していく姿を
自分のことのようにうれしく、心から応援していることだろう。

私は…、逆だった。
どんなことにおいても自分は子どもより優れていて、
子どもからは手の届かない場所になければならない
という気持ちがあった。
そうでないと、自分の威厳が保たれないと感じて
子どもが自分以上の力を発揮するのを 極端に怖がっていたように思う。
子どもの能力を伸ばしたい と願う母は、
子どもを通じて自分が手柄を立てたいのではないか、と疑ったりもしていた。
虎の威を借る狐ならぬ子どもの威を借る母親。
全く私は ひねくれていた。

私の子どもだといってもその子は私とは別の人間で、
私とは違った個性を持っている。
そのことを理解することができなくて、
子どもに 私が辿ってきた道をそのまま歩ませようとしていた。
それも私を超えないように。
何とも気の毒なことをした。

ボールの扱いがうまくなった長女は、確かに私を超え始めた。
超えられた今、私はみじめな思いは全然していない。
むしろ誇らしい。
自分を飛び越えて大きく育つ子ども、
そしてその親の気持ちがやっとわかり始めた。

またひとつ、子どもに教えられた。

posted by クロ at 00:31| Comment(12) | TrackBack(0) | 親の思い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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