2010年12月10日

子育て版 草木も眠る丑満時

今年も三人のもとにくる、ことになった。
サンタさん。(関連記事こちら)
丑満時に静かやってくる予定だ。

下の子二人は全く疑うことなく来てくれると信じているが、
長女は結構冷静だ。
ふと もらした一言・・・。

「お母さん、クリスマスプレゼントに変なもの買わないでよ。」

私は 一瞬戸惑ったが、とぼけて返事をした。
「え? お母さんは買わないよ。」
たぶん、もうプレゼントは親が買っているということを気付き始めているのだろう。
まずい、という顔をして話をそらした。

娘 「そういえばさぁ、サンタさんからプレゼントもらえるのって、対象年齢とかあるの?」
私 「うーん、いくつまでだと思う?」
娘 「十五才くらいかな。」
私 「じゃああなたも対象年齢に入ってるからもらえるんじゃない?」
娘 「うん、そうか。」

そんな娘、この時期だけ押し入れから出してくる本がある。
サンタクロースがほんとにいるのか、という話。
そこに出てくる少女の歳は とうに超えてしまっている。
それでもまだ信じていたいのだろう。
その気持ちを大事にしてあげたくて、
プレゼントを用意した。

もう おもちゃではない。
喜ぶものは変わっていっても、
純粋な心だけは変わらずに持っていってほしいと思う。

posted by クロ at 12:41| Comment(14) | TrackBack(0) | 子の気持ち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月08日

子育て版 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

自分の子どもがこんなことを言うとは思ってもいなかった。

「大人になりたくない。」

誕生日を控え、イライラした日が続いていた。
ケーキもプレゼントもいらない。
ただ生まれた日と同じ日がまた来ただけなのに、そんなに大騒ぎする必要はない、と。
大人になることの不安で胸がいっぱいの様子だった。

そして迎えた今日、十一歳の誕生日だった。
朝、なるべくさりげなく おめでとう とだけ声をかけた。
うん とうなづいただけだった。
浮かない顔で学校へ行った。
だんだん難しい年頃になってくるなぁ。

どんな顔して帰ってくるのか、どんな言葉をかけてやればいいのか、
あれこれ考えていたらすでに夕方だった。
「ただいまぁーっ。」と弾んだ声。
とてもいい表情で 明るい顔をしていた。
学校で、友だちに祝ってもらって それなりに嬉しかったようだ。

改めて「おめでとう。」と声をかけたら
素直に「ありがとう。」と返ってきた。

涙が出てしまった。
必死で隠していたが、見つかってしまった。
「おかあさん なに泣いてんの?」と。
一つ年を重ねて、大人に近づいた娘を見ていたら
今までの苦労も、これから起こるであろう困難も、
全部 なんでもないことのように思える。


生まれてきてくれて ありがとう。




posted by クロ at 23:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月03日

子育て版 窮鼠猫を噛む

夕方、「ここ! ここ!」という声とともに家のインターホンが鳴った。
出てみると、二女の友だちが五、六人と一年生の女の子数名がうわっと私を囲んだ。

「二女ちゃんいますか?」
「あのさ、長男くんがさ、あのさ、あのさ・・・」
「二女ちゃんどこ行きましたか?」
「長男くんがぁ・・・」

なにごとだ? 怪我でもしたのか?
そもそも二女と息子、どっちに用事があるの?
二女は友だちの家に遊びに行ってるけど、じゃ、長男が骨でも折ったのか?
何が起こったのかのかまったくわからなかった。

まずは落ち着かせて聞いてみる、・・・のは無理だった。
興奮していて話が全然まとまらない。

みんなが言うことを つぎはぎのように合わせてみた。
息子が女の子を蹴り、もう一人の子も蹴られて泣きそうになった。
今も公園で暴れている。
どうしても謝らせたい。
二女と私を呼べば何とかなると思った。
だいたいそんな感じだった。

理由もなしに人を蹴るような子ではないので、何か事情があるのだとは思った。
それにしても 今も暴れているって、一体どれだけ怒っているのか?
とりあえず公園に行ってみることにした。

だが どこを見ても暴れている子の姿はない。
息子はどこにいるのか 探すほどだった。

本人は ほかの男の子たちと静かに平和に遊んでいた。
あれっ?
どういうこと?

よくよく聞いてみたら、こういうことだった。
些細なことから女の子たちと喧嘩になり、一人の子を蹴ってしまったと。
たぶん さっき家に来られた時のように息子に詰め寄ったのだろう。
口の達者な女の子たちに囲まれて、なすすべもなかったことは想像できる。
暴れているという話も誇張だったようだ。
でも 蹴ったことについては、謝るように言った。

謝らせた=勝った。
そんな顔の女子たちを見ていたら、息子が不憫になった。
蹴った息子が全面的に悪く 言葉で攻撃した彼女たちは被害者、
そんな結果になったようで。
一体あの子たちは家に帰って今日のことをどんなふうに話すんだろう。

別の公園で遊んで帰ってきた二女が言った。
「ただいま。なんかさ、長男くんにひどい目にあわされたって友だちが言ってたけど。」
もうそっちまで話が広がっているのか。

息子には もうこれからは、
こういうことには最初から関わらないほうがいいと
話すのが精いっぱいだった。

posted by クロ at 00:11| Comment(12) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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