2010年12月03日

子育て版 窮鼠猫を噛む

夕方、「ここ! ここ!」という声とともに家のインターホンが鳴った。
出てみると、二女の友だちが五、六人と一年生の女の子数名がうわっと私を囲んだ。

「二女ちゃんいますか?」
「あのさ、長男くんがさ、あのさ、あのさ・・・」
「二女ちゃんどこ行きましたか?」
「長男くんがぁ・・・」

なにごとだ? 怪我でもしたのか?
そもそも二女と息子、どっちに用事があるの?
二女は友だちの家に遊びに行ってるけど、じゃ、長男が骨でも折ったのか?
何が起こったのかのかまったくわからなかった。

まずは落ち着かせて聞いてみる、・・・のは無理だった。
興奮していて話が全然まとまらない。

みんなが言うことを つぎはぎのように合わせてみた。
息子が女の子を蹴り、もう一人の子も蹴られて泣きそうになった。
今も公園で暴れている。
どうしても謝らせたい。
二女と私を呼べば何とかなると思った。
だいたいそんな感じだった。

理由もなしに人を蹴るような子ではないので、何か事情があるのだとは思った。
それにしても 今も暴れているって、一体どれだけ怒っているのか?
とりあえず公園に行ってみることにした。

だが どこを見ても暴れている子の姿はない。
息子はどこにいるのか 探すほどだった。

本人は ほかの男の子たちと静かに平和に遊んでいた。
あれっ?
どういうこと?

よくよく聞いてみたら、こういうことだった。
些細なことから女の子たちと喧嘩になり、一人の子を蹴ってしまったと。
たぶん さっき家に来られた時のように息子に詰め寄ったのだろう。
口の達者な女の子たちに囲まれて、なすすべもなかったことは想像できる。
暴れているという話も誇張だったようだ。
でも 蹴ったことについては、謝るように言った。

謝らせた=勝った。
そんな顔の女子たちを見ていたら、息子が不憫になった。
蹴った息子が全面的に悪く 言葉で攻撃した彼女たちは被害者、
そんな結果になったようで。
一体あの子たちは家に帰って今日のことをどんなふうに話すんだろう。

別の公園で遊んで帰ってきた二女が言った。
「ただいま。なんかさ、長男くんにひどい目にあわされたって友だちが言ってたけど。」
もうそっちまで話が広がっているのか。

息子には もうこれからは、
こういうことには最初から関わらないほうがいいと
話すのが精いっぱいだった。

posted by クロ at 00:11| Comment(12) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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