2010年12月08日

子育て版 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

自分の子どもがこんなことを言うとは思ってもいなかった。

「大人になりたくない。」

誕生日を控え、イライラした日が続いていた。
ケーキもプレゼントもいらない。
ただ生まれた日と同じ日がまた来ただけなのに、そんなに大騒ぎする必要はない、と。
大人になることの不安で胸がいっぱいの様子だった。

そして迎えた今日、十一歳の誕生日だった。
朝、なるべくさりげなく おめでとう とだけ声をかけた。
うん とうなづいただけだった。
浮かない顔で学校へ行った。
だんだん難しい年頃になってくるなぁ。

どんな顔して帰ってくるのか、どんな言葉をかけてやればいいのか、
あれこれ考えていたらすでに夕方だった。
「ただいまぁーっ。」と弾んだ声。
とてもいい表情で 明るい顔をしていた。
学校で、友だちに祝ってもらって それなりに嬉しかったようだ。

改めて「おめでとう。」と声をかけたら
素直に「ありがとう。」と返ってきた。

涙が出てしまった。
必死で隠していたが、見つかってしまった。
「おかあさん なに泣いてんの?」と。
一つ年を重ねて、大人に近づいた娘を見ていたら
今までの苦労も、これから起こるであろう困難も、
全部 なんでもないことのように思える。


生まれてきてくれて ありがとう。




posted by クロ at 23:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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