2011年01月28日

子育て版 血は水よりも濃い

夫の誕生日、
帰りが遅いと知っていたが ケーキを用意した。
父不在だが 私と子どもたちは
おめでとうという気持ちを抱きながら 先に頂くことになっていた。

夕飯の時間になり
二階の子ども部屋にいる子らを呼んだ。
長男がすぐ降りてきて配ぜんの手伝いをしてくれた。

準備が整う。
おでんもあつあつで食べごろだった。
しかし、なかなか下りてこない姉たち。
宿題でもやってるのだろうと思い、少し待っていた。
あまり急かしてもよくないだろうから。
それにしても遅すぎる。
だんだん気が立ってくる私と息子。

「ごめんなさーい。」
悪びれる様子もなく下りてきた。
なにをしていたのか尋ねると、
特になにもせずおしゃべりしていたと。
もう おでんは冷めていた。

「せっかくのたんじょう日なのに・・・。」
息子が姉たちに聞こえないくらいの小さな声でつぶやいた。
ちょっと涙目だったのも気になった。

険悪な雰囲気のまま食事が終わり、
私たちの分のケーキを用意すると、
「ぼく いらない。おなかいっぱいだから。」
と、断固食べようとしない。
いつもならケーキは別腹なのに。

これ幸いとケーキをつつく姉たち。
弟の分まで食べてご機嫌だった。

後でこっそり息子が話してくれた。
「ここだけのはなしだけどさ、なんで ケーキたべなかったかわかる?」
もちろんわかっていた。
「せっかくの誕生日なのにお姉ちゃんたちが下りててこなかったからでしょう。」
「うん。」
涙があふれそうになっていた。
「お父さんいないけど おめでとうっていう気持ちで食べたかったのよね。」
「うん。」
「あんたは優しいね。」

もう彼は 泣けて泣けて涙が止まらなかった。
こんなに小さいのに男らしい息子に感動した。

そのあと、ポケモンの絵が描いてある手紙を持ってきた。
「これ、わたしといて。」
大きな字で『おしごとがんばってね。ハッピーバースデー。』
と書かれていた。

夫が帰り、手紙とともに今日の出来事を話した。
そして夫は息子のためにケーキを半分残した。

父と子って、母と娘とは違う何かもっと深い絆があるのように思えた。


posted by クロ at 00:46| Comment(20) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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