2011年04月01日

子育て版 獅子の子落とし

ある 暖かい日曜日、
息子と二人、歩いて買い物に出かけた。

帰り道、いつも遊んでいる公園で、
木登りを見せてあげる、と話してくれた。
喜んで走って行ったかと思ったら
すいすいと大きな木に登っていく。
いつの間にこんな高い木に登れるようになったのか。
気がつけば、私の身長より高いところまで行っていた。

「いつもねぇ、ともだちと木のぼりの しけんやってるんだぁ。」
順番に登っては採点しあって遊んでるらしい。
たくましくなったものだと感心した。
でも それにしても見ている方はヒヤヒヤする。
いつも公園について行って見張っていたい心境になった。

そろそろ2年生になる、遊び盛りの男の子だ。
私がついていて遊ぶ年頃ではない。
近所の人がいつも見ていてくれるわけもない。
せめて、誰かに守っていてほしいと思い、
その木に触れて、この子をよろしくとお願いした。
そうこうしているうちに友だちがやってきたので
私は先に帰った。

しばらくして帰ってきた息子、
何か様子がおかしい。
腕を押さえている。
涙をこらえているが、相当痛そうだった。
見てみると、腕はだらんとして 曲げることができなくなっていた。
骨折か?
急いで救急病院へ走った。
行く途中、木に思いが届かなかった事が悲しくて心細くなってしまった。

3時間ほどかかってようやく病院を出た。
結果は、捻挫だった。
骨は折れていなかった。

やっぱり、木は守ってくれたのだ。
そう思いたい。
浮ついた気持ちで登っていると 痛い目に遭うぞと、
木から息子への戒めだったのだろう。
いろんなものに育てられ、守られている、
時には木から落とされたりもするが、
この子にとっては必要な経験なのだと思う。

posted by クロ at 14:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 日々のできごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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