その時になにか おばあちゃんの好きなものあげるよ。」
息子はもう、お正月のお土産のことを考えてるのか。
よっぽど楽しみなんだ、と、思っていた。
昨日突然 長女の誕生日を祝いに、母が来てくれると連絡があった。
それを聞いた息子、
「スーパーで何かおばあちゃんの好きなもの 買えるかなぁ。」と、
どうしてもおばあちゃんに何かあげたい様子だった。
「だけどお正月じゃなかったの?」
「でも 少しでも早い方がいいと思って。」
なんの話だ?
もしかして、先週の母の誕生日のことを覚えていたのか。
私は簡単なメールで済ませていたのだが、
ちゃんとプレゼントを渡してお祝いしたいという気持ちがとても暖かくて
自分が少し恥ずかしくなった。
長女にも相談したらしく、おばあちゃんは日本茶が好きなのを教えてもらっていた。
自分のお金で買うことも決めていたらしい。
スーパーにつくなりお茶コーナーに行き、キラキラした目で選ぶ。
レジにも自分で行くよう促したらうれしそうに走っていった。
包装してもらいたいことも伝えて、
受け取る時も まっすぐ目を見てお礼をしていたこと、こっそり見ていたよ。
母が来て、照れもせずお祝いの言葉と一緒に渡す孫。
母が喜んで包みを開ける姿を身を乗りだして見ている。
「うわぁ!」のひとことに ピョンととびあがって更に目を輝かせたあの顔、
かわいかった。
いい子に育ったな。
この子のお母さんでいられること誇りに思うよ。