2011年05月16日

子育て版 胸襟を開く

なぜか、あの 反抗的な長女が
お風呂の時は私と一緒に入りたがる。

不思議なことに その時ばかりは停戦状態になって 他愛のない会話で盛り上がる。
娘を知ることができる 大切な時間となっている。

ある日、私が どうしても納得できないことがあって
消化できずに悶々としていた。
大人の人間関係の愚痴なので
子どもには悟られまいと 我慢していたが、
余計にイライラして 八つ当たりしてしまっているのがわかった。

夜になり、いつものようにお風呂に入ってきた娘。
今まで私は 子どもに愚痴ることは避けてきたが
この子ならどういう風に答えるか聞いてみたくて
思い切って話してみることにした。

「うん。お母さんおかしくないよ。その人がおかしい。
 私もお母さんと同じこと思うとおもう。」

胸がすっとした。
お風呂場でよかった。
わかってくれる人がここにいたと 涙が出たが、
顔を洗うふりして洗い流した。

「お母さんでもこういうこと言うんだね。」
娘は今まで 人の悪口は言ってはいけないと教えられてきたので
思いがけず母が愚痴をこぼして驚いていた。
もう こうやって女同士の話ができる年頃になったことがうれしかった。

そして、胸襟を開いて自分の思ったことを
正直に 娘に話すのも悪くないと感じた。

posted by クロ at 00:22| Comment(8) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月28日

子育て版 血は水よりも濃い

夫の誕生日、
帰りが遅いと知っていたが ケーキを用意した。
父不在だが 私と子どもたちは
おめでとうという気持ちを抱きながら 先に頂くことになっていた。

夕飯の時間になり
二階の子ども部屋にいる子らを呼んだ。
長男がすぐ降りてきて配ぜんの手伝いをしてくれた。

準備が整う。
おでんもあつあつで食べごろだった。
しかし、なかなか下りてこない姉たち。
宿題でもやってるのだろうと思い、少し待っていた。
あまり急かしてもよくないだろうから。
それにしても遅すぎる。
だんだん気が立ってくる私と息子。

「ごめんなさーい。」
悪びれる様子もなく下りてきた。
なにをしていたのか尋ねると、
特になにもせずおしゃべりしていたと。
もう おでんは冷めていた。

「せっかくのたんじょう日なのに・・・。」
息子が姉たちに聞こえないくらいの小さな声でつぶやいた。
ちょっと涙目だったのも気になった。

険悪な雰囲気のまま食事が終わり、
私たちの分のケーキを用意すると、
「ぼく いらない。おなかいっぱいだから。」
と、断固食べようとしない。
いつもならケーキは別腹なのに。

これ幸いとケーキをつつく姉たち。
弟の分まで食べてご機嫌だった。

後でこっそり息子が話してくれた。
「ここだけのはなしだけどさ、なんで ケーキたべなかったかわかる?」
もちろんわかっていた。
「せっかくの誕生日なのにお姉ちゃんたちが下りててこなかったからでしょう。」
「うん。」
涙があふれそうになっていた。
「お父さんいないけど おめでとうっていう気持ちで食べたかったのよね。」
「うん。」
「あんたは優しいね。」

もう彼は 泣けて泣けて涙が止まらなかった。
こんなに小さいのに男らしい息子に感動した。

そのあと、ポケモンの絵が描いてある手紙を持ってきた。
「これ、わたしといて。」
大きな字で『おしごとがんばってね。ハッピーバースデー。』
と書かれていた。

夫が帰り、手紙とともに今日の出来事を話した。
そして夫は息子のためにケーキを半分残した。

父と子って、母と娘とは違う何かもっと深い絆があるのように思えた。


posted by クロ at 00:46| Comment(20) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月20日

◆子育て版 会うは別れの始め

今日も長女の話。

「今日もいやなことあった。」と目を伏せていた。
いつものセリフなので、また誰かに何か言われたのだろうと思った。
でもその日はわけが違っていた。

同じクラスの女の子が 春休みに引っ越してしまうそうなのだ。
それを聞いたから淋しくなってしまったと。
そうかそうかと聞いていたら 娘は我慢しきれなくなって、泣いた。
一度泣きだしたらもう 止まらなくなって しゃくりあげるほどになってしまった。
学校で泣くのは恥ずかしいから ずっと我慢していたようだ。

これも、彼女にとってはものすごい成長したところだと思う。
以前は 友だちといるより一人で絵を描いたり
一人で妹の教室に遊びに行くのが好きだった。
私がPTAで学校に行っている日は、休み時間ごとにのぞきに来ていた。
それも一人で。
今では友だちと打ち解けて、別れを悲しむこともできるようになったのだから。

悲しい出来事だけど、いつかは必ず別れが来ることを
少しずつでも感じていって ますます成長していってほしい。
posted by クロ at 00:10| Comment(11) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月23日

◆子育て版 鬼の目にも涙

ここは鬼が島かと思うほど 凶暴なケンカを繰り広げている姉弟だが、
今年、悲しい出来事があった。

夏に、ハムスターを買った。
我が家で初めてのほ乳類。
かまい過ぎたのか、それとも最初から弱っていたのか、
あまり元気がなかった。
それがみるみるうちに弱っていって、
一週間もしないうちに死んでしまった。

その時、子どもたちはそれぞれ反応が違った。
長女は、泣きながら部屋にこもった。
二女は、ずっとそばにいて、亡骸を見守った。うずくまって泣いていた。
長男は、ちょっと泣いたが、すぐ部屋に戻り遊び始めた。
まだ小さいから、あんまり実感がないんだろうと思った。

夜になり、やっと3人とも埋めてやる決心がついたので、
小さな箱に、庭に咲いている花をぜんぶ摘み取って飾った。
長女は部屋で手紙を書いていたらしく、一緒に埋めた。

お別れをすませて家に入ると、
今までおとなしくしていた長男がわっと泣き出した。
ずっと我慢していたのだと。
「ないちゃいけないっておもったんだよぉぉぉ。」
それを見てまたみんなが泣いた。

それぞれ悲しい思いを乗り越えて、
今は2代目ハムスターを迎え大事に世話をしている。
posted by クロ at 00:14| Comment(12) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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